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4月27日 第二回勉強会 資料を掲載しました。

4月27日 第二回勉強会 より

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名古屋大学大学院教育発達科学研究科 准教授 内田先生の資料です。
学校リスク研究所(http://www.dadala.net/)

この30年間で212名の子供たちが保育・教育現場での
水泳指導・水遊び中に亡くなっています。
残念ながら、毎年、繰り返されています。

プール実習、水遊びの時期が近づいてきました。
 「水の中では息をすることが出来ない」
 「死んでしまう危険性が高い」
という当たり前のことを意識しリスクを正しく学び
安全な授業、水遊びを実施していただきたいと思います。

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特定非営利活動法人(NPO法人) 保育の安全研究・教育センター(http://daycaresafety.org/)
掛札逸美先生の資料です。

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【参考情報】

H26年4月27日(日) 第二回勉強会を開催しました。

第二回勉強会

H26年4月27日(日)13時半~
東京国際フォーラム G504会議室

1.今日の勉強会について
2.出席者の皆様自己紹介
3.愛媛県西条聖マリア幼稚園園児溺死傷事件進捗
4.神奈川県大和市西山学園やまと幼稚園プール溺死事件進捗 
5.浜名湖カッターボート転覆事故 http://always-kana.jimdo.com/  ご遺族の西野様より
勉強会に向けて、レポートいただきましたので吉川より発表させていただきました。
6.山中先生(傷害予防のための包括的アプローチについて)
7.内田先生 (スポーツ振興センター事故情報分析について)
8.掛札先生(リスク・コミュニケーション実例について)
9.私学法改正について
10.ディスカッション
11.まとめと終わりの挨拶

 
今回も、貴重な情報やご意見を賜り、気づきと学びも多くあり
充実した議論を展開することが出来ました。
先生方のお立場や専門性、
また遺族・被害者は向き合う事件事故は違っていても、
根底にある問題や思いは同じである、という事が共有できました。
こうして、共に考える輪を広げながら繋いでいきたいと思いました。

勉強会のレポートは後日、更新させていただきます。

 

「リスク・コミュニケーションについて」 2013.1207.勉強会資料より

安全危機管理を考えて行く中で、リスク・コミュニケーションは欠かせないことです。
なぜ、リスク開示ができないのか、危機(クライシス)に鈍感になるのか、
なぜ、隠蔽体質に陥るのか、なぜ、死亡事故を起こすような組織体制になってしまったのか、                    「特別な事故」と捉えられ、他人事として考えられてしまう心理のメカニズムなど・・・
事故事件から見えた様々な問題点を人の「意識」に焦点をあて理解を深め議論をしました。
リスク・コミュニケーションの7原則について保育者向けに改編とありますが、全ての組織・社会活動に通じる事だと思います。
勉強会のレポートは、現在作成中ですので、後日、報告させていただきます。

◆リスク・コミュニケーションとは・・・
人間、組織のすべての活動には、ベネフィットの一方で、リスク、コストがある。
予測されるリスクと対策について、事前に伝える事=リスク・コミュニケーション

◇リスク・コミュニケーションの7原則
※国際的に用いられている7原則を「保育者向け」に改編

  1. 保護者を「真のパートナー」として受け入れ、巻き込む
    「そんなこと、あたりまえ!」と思われるかもしれませんが、「子育ては他人ごと」「育児は園にまかせきり」になっている保護者もいます。気持ちの上だけではなく実際に、「保護者と子育てを共有する」コミュニケーション行動をとっていかない限り、保育の価値やリスクについて伝えていくことはできません。
  2. 保護者からのシグナルに耳を傾ける
    「なにかありましたら、ご意見箱にどうぞ」ではなく、様々な場面で保護者から送られてくるシグナルに 応えながら、「また、いつでもおっしゃってくださいね」と言葉にしていきましょう。
  3. 正直に、率直に、隠し立てをしない
    嘘や隠しごとは不信を生み出します。一度生まれてしまった不信の払拭がとても難しいことは、実験などからも明らかになっています。リスクについては、言葉も態度も率直に。
  4. わかりやすい言葉で、共感をもって話す
    会話や園だより、クラスだよりの中で、意識せずに保育用語、教育用語を使っていませんか?
    こちらは伝えている「つもり」でも、保護者にはわからない、伝わらない言葉が、実はたくさんあります。 こうしたことも、不信や不安につながりかねません。
  5. 準備を周到にする。効果を評価する
    リスク・コミュニケーションは、行き当たりばったりでするものではありません。
    発信する情報の内容や言い方(書き方)、目の前にある課題への対応方法をしっかり考え、効果を予測し、実行した後には効果を評価していく必要があります。
  6. 信頼できる他の組織と協働する
    他の施設や行政組織と連携が不可欠なのは、言うまでもありません。
  7. マスコミのニーズに応える
    今の日本で、もっとも影響力を持っているのはマスコミです。組織としては、マスコミに対して積極的な、そして戦略的なかかわりをしてくことが必要です。

◆安全、安心
安全:物理的、行動学的に計量可能。日々、つくっていくもの。
安心:主観=遺伝(根本的な性格)、経験、教育その他による「安全・安心をもとに」「安心してください」というだけでは保障できない。
保育園・幼稚園の間の「安心」は、日々の相互の信頼感のもとに培われる。
この醸成のために、リスク・コミュニケーションが必須。
※「不安」は、人類の生存にとって不可欠。

H25年12月7日(土)東京国際フォーラムにて 吉川慎之介の悲劇を二度と起こさないための 学校安全管理と再発防止を考える会 第一回勉強会を開催いたしました。

事故事件の「原因の根源」を探ることをテーマとしました。
内容は後日レポートを作成し報告させていただきます。
 

【出席者の方々】

特定非営利活動法人(NPO法人) 保育の安全研究・教育センター
保育現場における子どもの安全、リスク・コミュニケーション、子どもの傷害予防

掛札先生

日本プール安全管理振興協会
北條先生

全国柔道事故被害者の会
小林様

弁護士法人畑中鐵丸法律事務所
畑中鐵丸先生

神奈川県大和市私立幼稚園プール事故遺族の伊礼様

保育関係者、プール関係者、報道各社の皆様

吉川慎之介君の悲劇を二度と起こさないための
学校安全管理と再発防止を考える会

吉川豊 吉川優子
大藤紀子 久保礼子

 

お忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございました。
貴重なご意見を沢山頂戴し、次回へ繋げようと思える有意義な勉強会となりました。

第二回勉強会も、何卒よろしくお願い申し上げます。