カテゴリー別アーカイブ: 慎ちゃん委員会

保護者ヒアリングが行われました

H26年8月2日 愛媛県西条市にて保護者ヒアリングが行われました。

委員会が実施した事前アンケートから、ポイントを絞り
参加してくださった保護者の皆様から聞き取りをさせていただきました。

アンケート調査にご協力下くださいました保護者の皆様
本当にありがとうございました。

H26年7月7日 第三回会合

慎ちゃん委員会 第三回会合がH26年7月7日、東京にて開かれました。

吉川優子氏から事故当日~事故発生~事後対応までのブリーフィングが行われ
委員会が実施した保護者アンケートをもとに、検証すべきポイントを整理し
類似事故や幼稚園・保育園の諸制度についての確認がなされました。

H26年5月16日 第二回会合

慎ちゃん委員会が正式発足するまでに、H26年3月から2回の準備会合を経て
H26年5月8日に正式発足第一回会合と現場検証が愛媛県西条市で開かれました。
会合は原則、非公開で行われますが、会合実施事項について随時ご報告をさせていただきます。
何卒よろしくお願い申し上げます。

慎ちゃん委員会第二回会合がH26年5月16日、東京にて開かれました。
調査の方向性や、今後の予定などが話し合われました。

H24年7月20日の事故発生直後に行われた保護者と関係者による
現場検証資料、子供たちへのアンケート、保護者のアンケート、証言レポート
動画資料などを活用し、調査を進める事と、
改めて、委員会として、保護者へのアンケート調査の実施、
ロザリオ学園、引率教諭らへの調査協力の依頼について、年内を目標に報告書を作成すること
など課題洗い出しや確認がなされました。

「学校法人ロザリオ学園・西条聖マリア幼稚園管理下における園児溺死事件に関し、学校安全管理上の問題を検証する第三者委員会」 第三者委員会について
~委員長:京都精華大学教授 住友剛先生 5月8日第一回会合 石鎚ふれあいの里にて

「吉川慎之介君の悲劇を二度起こさないための学校安全管理と再発防止を考える会」から、
第三者委員会の設置の要望がありまして、私達三人が本日から
「学校法人ロザリオ学園・西条聖マリア幼稚園管理下における園児溺死事件に関し、学校安全管理上の問題を検証する第三者委員会」通称、慎之介君委員会、あるいは慎ちゃん委員会として呼んでおりますが、
第三者委員会を設置する運びとなりました。

今日が第一回目という事で、事故が起きた現場を実際に見てみる、見ておくこと。
なおかつ、亡くなった慎之介君のご両親から、
今の段階でどういう事が分かっているのかなどについて、
話を聞かせていただきました。

この間、考える会では、行政などへ調査委員会の設置を要望しました。
ですが、設置されることはありませんでした。
その中で、私達は、原因の特定、解明、あるいは責任の所在を明らかにしていくという事が
今後の事故防止に対し重要だと考えました。

学校事故事件が起きた場合、公立の学校などですと最近、
遺族との話し合いで第三者委員会が起ちあがるという
そういう流れができつつあります。
もちろん、運営の在り方についてはまだまだ検討する課題があります。
ですが、公立ではなくて、私立についてはどうするのか。

私立で子供が亡くなる悲しい事故事件が起きた場合に、
原因究明や再発防止策を作ったりするシステムがまだ十分に確立していない。
そもそも、こういった原因究明や再発防止策づくりの取り組みを
しているかどうか怪しいという状況があります。
なおかつ、原因究明や再発防止策づくりなどを遺族の側からやってほしいと
当該の学校法人に要望しても、あるいは、
当該の学校法人を管轄している県などに要望しても
なかなか動いてくれない現実があります。

そのような状況の中で、実際に被害にあわれた方、
ご遺族の方、ほかの保護者の方の意見を踏まえて、
誰かが動かざるをえない、誰かが何かをやらざるをえない。
私達としては、本当にやむを得ず、起ちあがったというような次第です。

ただ、私達委員会としましては、ご遺族の方、ほかの保護者の方の話を
ていねいに聞かなければならいという事は大前提なのですが、
当然のことながら一定の公平性を保つ必要があります。

また、検証作業の必要性から考えましても、当該の学校法人ですとか、
あるいは、当該のマリア幼稚園の教諭の皆さん、
さらには愛媛県の方に是非話を伺いたいと思っています。

その上で、今後、同様の事故を起こさないために何が必要かという事をていねいに検証し、
具体的な提案をまとめたいと私達としては考えています。

事故当日、
先生たちがどうふるまわれたのか、何が気がかりだったのか、何を感じていたのか、
私達としては正直にお話いただきたいと思います。
そこが分からない限りは、原因究明というのは出来ないところです。
また、そこが分からない限りは、
当日の事実経過も今、判明しているところからしか考えざるをえません。
なので、そこをなんとか正直にお話いただきたいというのが私達の切実なお願いです。

幼稚園側からもお話を伺って、適切に原因究明を行っていくことなしには、
具体的な再発防止策へとはなかなかつながらないと思いますので、
できるだけ、何度も何度も呼びかけたいと思います。

そして、私達の立場としては、子どもたちの立場にたって、
これから二度とこのような事故を起こさないためにはいったい何が大事なのか、
特に幼稚園教育の何をどう改めていかなければいけないのか、ということ。
たとえば日頃の保育活動ですとか、あるいは、こうした園外活動ですとか、
そういった中で、どういった事に気を付けながらやっていかなければならないのか、
その事を徹底的に考えたいと思っています。

一般的に裁判の中では、この事故から教訓を得て、
保育教育活動をどう進めていけばよいのかという事は、なかなか議論になりません。

やはり、亡くなった子ども、深い傷を負った子どもたち、その子どもたちが受けた傷痛みを、
私達は十分に事実経過の検証の中から受け止めて、
二度とこんな辛い思いをする子、
悲しい思いをする子が出ないためにはどうしたらよいか、
という事を考えて行くことが大事だと考えています。
私達はその視点に立って、
保護者の皆さん、ご遺族、教職員の皆さんの話をていねいに聞きたいというのが、
第三者委員会として今、考えていることです。

亡くなった子ども、深い傷を負った子どもたちの立場に立つ。
その立場に立った調査を、私たちは限りなく第三者という立場を保ち、進めて参りたいと思います。

(以上、2014年5月8日(木)、事故現場での記者会見における発言内容をテープ起こししたものに加筆修正を行いました。)
「学校法人ロザリオ学園・西条聖マリア幼稚園管理下における園児溺死事件に関し、学校安全管理上の問題を検証する第三者委員会」 委員長住友剛

「学校法人ロザリオ学園 西条聖マリア幼稚園管理下における 園児溺死事件に関し学校安全管理上の問題を検証する第三者委員会」 5月8日、正式発足いたしました。

本日は、

・愛媛県松山地方裁判所 西条支部 第1号法廷にて民事裁判、
第四回口頭弁論期日の傍聴
・保護者からの聞き取りなどの会合
・石鎚ふれあいの里、加茂川での現場検証を行ないました。

年内を目標に、事故検証報告書を作成していただく予定です。

何卒よろしくお願い申し上げます。