このことにつきまして、「学校法人ロザリオ学園西条聖マリア幼稚園 管理下における園児溺死事件に関し学校安全管理上の問題を検証する第三者委員会」（通称：「慎ちゃん委員会」）のコメントを掲載します。
 
この度、当委員会が2015年8月20日付で作成・公表した「調査報告書」をご覧になった方から、「調査報告書」の内容についてご指摘をいただき、当委員会として検討を重ねた結果、「調査報告書」の内容の一部につき必要な補訂を行った「調査報告書（一部補訂版）」を作成致しました。
 
具体的には、①「調査報告書」でとり挙げた裁判例に関する記述内容を見直した上で必要な修正を行い、②学校現場での事件・事故に際し「学校側の負うべき義務」に言及した過去の裁判例数例に関する情報を追加掲載しました。
 
今後は、従来の「調査報告書」に差し替える形で、今回作成した「調査報告書（一部補訂版）」を「学校安全管理と再発防止を考える会」Webサイト上に掲載、引き続き、内容を公開してまいります。
 
今回の一部補訂を行った経緯と内容の詳細につきましては、当委員会作成の「『調査報告書』の内容一部補訂につきまして」をご覧下さい。

• 「『調査報告書』の内容一部補訂につきまして」はこちら（PDF）

 
学校法人ロザリオ学園　西条聖マリア幼稚園管理下における園児溺死
事件に関し学校安全管理上の問題を検証する第三者委員会
（通称：慎ちゃん委員会）
委員長　住　友　　剛　　（京都精華大学人文学部教授、教育学）
委員　　石　井　逸　郎　（弁護士、ウェール法律事務所）
委員　　小佐井　良　太　（愛媛大学法文学部准教授、法社会学）

平成２７年８月２１日に愛媛県庁と西条市役所へ提出した調査報告書について
各社報じています。
 

平成２７年８月２２日朝刊

• 愛媛新聞（PDF）
• 朝日新聞（PDF）
• 読売新聞（PDF）
• 毎日新聞（PDF）

平成27年8月20日
学校法人ロザリオ学園　西条聖マリア幼稚園管理下における園児溺死事件に関し
学校安全管理上の問題を検証する第三者委員会（通称：慎ちゃん委員会）
事故調査報告が完成しました。
 
2016年5月31日 「調査報告書の内容一部補訂につきまして」

• 「調査報告書の内容一部補訂につきまして」（PDF）

• １．表紙・はじめに・目次（PDF）
• ２．調査報告書（PDF）
• ３．奥付（PDF）
• ４．資料一覧（PDF）
• ５．委員所属・経歴等（PDF）

～調査報告書「はじめに」より～

　本報告書は2012年７月20日（金）、学校法人ロザリオ学園・西条聖マリア幼稚園の「お泊り保育」の一環として、西条市中奥所在の「石鎚ふれあいの里」の脇を流れる加茂川で水遊びを行っている際に急な増水が発生し、吉川慎之介君（当時５歳）が急流に飲まれ溺死し、他に２名の子どもも傷を負った事件（以後「本件事件」と称す）を対象に、「吉川慎之介君の悲劇を二度と起こさないための学校安全管理と再発防止を考える会」の依頼に基づき、当委員会が行った調査・検証の成果をまとめたものである。
　本件事件のような悲しい出来事が二度と起きてほしくないことは、あらためていうまでもないことである。だが、そのためには、その悲しい出来事を直視し、何が私たち子どもの教育に関わるおとなの課題であるかを明らかにしたうえで、私たちおとながそれぞれの立場から、その課題をどのように克服していかねばならないかを考え、着実に行動に移していかなければならない。また、その行動もまた本当に適切であったのかどうか、絶えずくり返し点検・修正されなければならない。さらに、本報告書の内容や私たちの調査・検証のあり方もまた、本当に妥当なものであったのかどうか、さまざまな形で吟味、批判的検討にさらされる必要がある。そうでなければ、幼児教育や保育の現場で悲しい出来事が起きたときの調査・検証のあり方もまた、向上することがないからである。
　本報告書は今後、たとえば教育・保育の現場実践者や研究者、行政職員や私立学校を運営する学校法人関係者、弁護士や医師、カウンセラー等の専門家、マスメディア関係者、保護者・市民等、さまざまな立場のおとなによって読まれることと思う。上述のとおり、ひとりひとりのおとなが、それぞれの今、置かれている立場から、本件事件のような悲しい出来事を二度と繰り返さないために、本報告書を手がかりにして最善の努力を尽くしていただくことを切に希望する。
 
学校法人ロザリオ学園　西条聖マリア幼稚園管理下における園児溺死事件に関し
学校安全管理上の問題を検証する第三者委員会（通称：慎ちゃん委員会）
委員長　住　友　　剛　　（京都精華大学人文学部教授、教育学）
委員　　石　井　逸　郎　（弁護士、ウェール法律事務所）
委員　　小佐井　良　太　（愛媛大学法文学部准教授、法社会学）

H27年8月20日
調査報告書が完成し、
8月21日、愛媛県庁と西条市役所を委員会が訪問し、報告書を提出しました。
 

8月21日午後2時半　愛媛県庁にて
 
調査報告書につきましては、後日、本サイトにて公開いたします。
何卒よろしくお願い申し上げます。
 

慎ちゃん委員会　第十三回会合がＨ27年7月31日に開かれ
今回、最終会合となりました。

調査報告書について、内容、方向性、
発表期日までのスケジュール等について話し合われました。

9月からひと月早まり
8月21日発表が決定いたしました。
最終調整の作業を続けています。

残念ながら、事故当事者であるお泊り保育に引率した8名の教諭、
ロザリオ学園本部、現在のマリア幼稚園の園長等からは
裁判を理由に、最後まで調査協力を得ることが出来ませんでしたが、
子どもたちや保護者をはじめ、多くの方々のご協力が得られたことと、膨大な資料から
事故を多角的に見ることが出来ました。
「子どもたちの立場に立つ」という事に重点を置き
子ども達にとって大切なものは何か、在るべき安全危機管理体制、
教諭、保護者、地域での取組・役割等、様々な考察を深めました。

報告書は、サイトにて公開いたします。
よろしくお願い申し上げます。

慎ちゃん委員会　第十三回会合がＨ27年6月26日に開かれました。
報告書は7月に発表される予定でしたが、9月になりました。
報告書の最終調整に入っています。

慎ちゃん委員会　第十二回会合がＨ27年5月29日に開かれました。
H27年7月20日、事故発生から3年が経過します。
報告書は、7月に発表される予定です。

慎ちゃん委員会　第十一回会合がＨ27年4月24日に開かれました。
報告書を作成しながら、調査内容の詳細な確認を進めています。

慎ちゃん委員会　第十回会合がＨ27年3月16日に開かれました。

7月20日を目標に報告書を纏める方向で構成案について話し合われました。

H27年2月17日　愛媛県総務部管理局私学文書課を訪問し、下記調査内容にご協力いただきました。
 
・県内の私立学校園における重大事故防止の取り組み・対応などについて

 
ご協力くださいまして、ありがとうございました。