12月7日の勉強会に参加してくださった故伊礼貴弘君のお父様が12月14日に刑事裁判を迎え、現在の思いを寄せて下さいました。

伊礼さんから考える会サイトよりご連絡を頂いたのは今年8月の事でした。
同じ遺族として、これから情報交換をしながら、これらの事故事件を繰り返さないために
共に歩み、前を向いてこう、そういう思いの中、勉強会へも参加してくださり
起訴状を元に、貴弘君死亡事件の資料を作成し説明をして下さいました。
子供の溺死に関する認識、水に対する知識を深め、共通する問題点と向き合いました。
勉強会での伊礼さんの自己紹介の言葉が心に残っています。
「私にとって今日がスタートです。再発防止、真実究明に、皆さん力を貸してください。」
私達にとってもこれからです。

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最近になり、報道でも出ているように貴弘の写真を多く見るようになりました。
遺族も、妻の友人も貴弘の笑顔を見て泣いています。
悲しみの涙という意味もありますが、貴弘の笑顔が、貴弘との思い出が
とても愛しいものだったと感じています。

正直今でも苦しいです。
水の中で苦しんだ貴弘の事を思うと辛くて仕方ありません。
裁判の結果がどうなろうともこの思いが消える事はありません。
ですが、前を向いて進んで行くためにこの裁判を乗り越えていきたいと思います。
貴弘が私と妻の子供に生まれてきてくれた事に、皆様の支えに感謝致します。

貴弘の為に。
風化させない為に。
再発防止の為に。

頑張ります。

伊礼康弘

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