全国保育団体合同研究集会の特別分科会へ参加いたしました

H26年8月3日 福岡大学で開催された
全国保育団体合同研究集会の特別分科会へ参加させていただきました。
赤ちゃんの急死を考える会(ISA)が担当の分科会でした。
テーマは「保育施設の事故から考える」
~保育施設の中で子どもたちが安全に生活するために
 何が求められているのかを考える~
この分科会で、西条聖マリア幼稚園のお泊まり保育溺死事件について
ご報告をさせていただきました。
保育施設における、安全危機管理・監視体制問題や、うつぶせ寝による窒息死事故などの報告、
保育園で起きた死亡事故に関する第三者委員会設置の事例などの報告と共に、
実際に起きてしまった事故事件事例を保育士、保育関係者の方々と情報共有し
グループディスカッションが行われました。

参加されていた、保育園に勤務されている保育士の方、看護師、園長先生などから
通常の保育業務について、ヒヤリハットの共有方法、お泊り保育の計画、
事故を無くすためにはどうしたら良いのか、保護者との信頼関係の築き方などが
短時間の間でも議論を深めることが出来ました。

子供のいのちを守る、という事が最優先とされる保育園では
ヒヤリハットを、職員全員で共有するたに、すぐに書けるメモを用意しておいたり、
大きなノートを使用したり、忙しい職員たちがすぐに対応できる工夫がなされていることがわかりました。
そして、安全に関するミーティング月に1度以上は職員間で行われていることも分かりました。

お泊り保育などの園外活動の際は、代替えプランを必ず用意している事。
企画・立案においては、場所の選定から、人員まで多くの配慮がなされている事。
有事の際には、職員一人一人が、迷うことなく対応できるような体制を築いている事。
日頃から、保護者との信頼関係を大切にし、小さな怪我であっても誠実な対応と説明を心がけている事。

現場の先生方から現状を聞く貴重な分科会となり勉強させていただきました。

分科会へ参加してくださり、報告を聞いてくださった皆様
このような機会を与えて下さいました「赤ちゃんの急死を考える会」の皆様
本当にありがとうございました。

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